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予防
​小児歯科

Prevention
​Children

予防の重要性

人が一生涯で大病せず健康に恵まれるためには予防が重要です。​

そしてこの予防は、人が一生涯で負担する医療費を抑制してくれるとも言われています。​

お口についても同じように考えることができます。

お口の健康を維持することで、いつまでも食事を楽しむことができます。

食事を楽しめることは、旅行や家族との時間を楽しめるということです。

歯を失ってしまうと生活の質(QOL)が下がしまいます。

そうならないためにも、正しい知識を身につけ、生涯を通じて歯をトラブルから守り、管理する「予防歯科」が重要です。

「痛くなったら歯医者さんへ通う」ではなく、「痛くなる前に予防に通う」習慣を身につけ、生涯自分の歯で美味しく食べられることを目指しましょう。

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定期検診の内容

当院では地域のかかりつけ医として、患者さんのお口の健康状態を定期的にチェックする定期検診も実施しております。

むし歯や歯周病の予防することだけでなく、病巣の早期発見に努めております。

以下の基本項目についてチェック致します。

●むし歯のチェック

初期のむし歯は自覚症状がないことがほとんどです。歯の表面だけでなく、歯と歯の間、修復物との境目など直接見えないところも細かく確認します。​

●歯周病のチェック

歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)の深さをはかり、歯肉の腫れや出血の有無を確認します。

歯周ポケットの深さは歯周病の進行度を表します。健康な​歯肉の場合、ポケットの深さは2〜3ミリで、歯肉からの出血や、歯肉の腫れはありません。

●レントゲンチェック

レントゲンで顎の骨、むし歯の進行具合を確認することはとても重要です。

当院では、初期病変を見逃さないよう、2年に1回パノラマレントゲン撮影を行なっております。

●磨き残しのチェック

歯垢(プラーク)をご自身で完全に取り去ることはとても難しいことです。どこにプラークがつきやすいか、磨けていないところの歯垢を染め出し、患者さまにも確認していただきます。

●ブラッシング指導

磨き残しを確認していただいた後、実際にどのように磨けば歯垢を除去できるか、ご自身に最適な、歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどの正しい使い方をお伝えします。

●歯垢・歯石の除去

歯と歯の間、奥歯、歯周ポケットの中など隅々までくまなく清掃します。

超音波スケーラーや機械での歯面ポリッシングなどは、歯科医院でしか受けることのできない、プロフェッショナルなクリーニングです。

●歯科治療相談

むし歯や歯周病についての悩み事以外でも、ご相談ください。

顎の痛み(顎関節症)、噛むこと(摂食)、飲み込むこと(嚥下)についての指導や治療、要介護者のお口の中のケアなどについてもお気軽にご相談ください。

​定期検診を受ける頻度

歯科の定期検診は、むし歯や歯周病といったお口の病気を予防する上で非常に有効ですが、どのくらいの頻度で通うのが理想的かご存じですか?

当院では、3〜6ヶ月に1回の定期検診を推奨しております。

3ヵ月に1回の頻度で定期検診を受けるとなると、なかなか時間を割くことができない、という方もいらっしゃるかと思います。

全身の健康状態を調べる健康診断は、1年に1回、職場や学校で受けている人が多いかと思いますが、歯科の定期検診はもう少し高い頻繫で受ける必要があります。

むし歯や歯周病は比較的進行が早く、1年という長い期間を置いていると、取り返しのつかない状態まで悪化してしまうことも珍しくないためです。


毎日しっかりと歯磨きをして予防を心がけている方であっても、歯垢・歯石の除去は完全にできるわけではありません。
定期的な検診でプロによるチェックやクリーニングを施すことにより、むし歯、歯周病のリスクを低くすることができます。

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​乳歯のむし歯

乳歯の生え始めは生後6ヶ月頃から、2歳半~3歳までの間には全ての乳歯が生えそろいます。
「乳歯はそのうち永久歯に生え変わるからむし歯になっても大丈夫」と誤解をされていませんか?
むし歯になった乳歯をそのままにしていると、口腔内に菌が残ったままになります。

その後に生えてくる永久歯もむし歯になりやすくなり、歯並びにも影響が出ます。

小児期は、子供の歯から大人の歯へと歯が生え変わり、食習慣にも大きく変化があります。

小児の時から適した予防をすることで、大人になってからもむし歯ゼロを維持することができます。​

乳歯がむし歯になってしまったら早期に治療し、永久歯とその後の口腔内を守ることをお勧めします。

乳歯のむし歯予防

●フッ素塗布

むし歯予防の代表であるフッ素は、歯が生えている方であれば、どなたでも予防の効果が見込めます。

むし歯は菌が出す酸などによって、歯の表面にあるエナメル質のカルシウムやリンが少しずつ溶け出して起こります。

通常は、唾液が溶けてしまったエナメル質を元に戻す働き(再石灰化)をします。この再石灰化を促進させるのがフッ素です。再石灰化が促進されることで、酸に強く硬い組織を作ることができます。

​健全な歯を強化し、むし歯から歯を守りましょう。

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●シーラント

シーラントとは、奥歯の溝の部分にフッ素配合のレジンを詰めることで、歯の溝に汚れが溜まってむし歯になるのを防ぐ処置です。

この処置のメリットは、処置を行う際に歯を削る必要はなく、微量ですがシーラントの素材からもフッ素が放出されるため、二重にむし歯を予防する作用があることです。

シーラントを行うタイミングは、奥の永久歯が生え始めた時が目安になります。生えたばかりの永久歯は歯質が弱く、背が低く磨きにくいため、初期むし歯になりやすいという特徴があります。

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​歯医者さんは怖くない

小児歯科は乳歯(子供の歯)が生え始めたら受診することが出来ます。​

むし歯などの治療が必要になってから来院すると、「歯を削られた」、「痛かった」という体験から、歯医者さんは嫌なところというイメージができ、足が遠のいてしまうことが多いです。

是非ともお子様が小さい時期はむし歯予防を兼ねて小児歯科を受診してください。むし歯のチェックだけでなく歯の磨き方なども指導いたします。​

​当院では、「歯医者さんは怖い、痛い」というイメージができないよう、楽しく診察することを心掛けております。

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